全日本空輸(ANA)が、デスクトップ仮想化の採用による「働き方改革」を推進している。2016年にはANAグループ全体、1万1000アカウントのデスクトップ仮想化を完了し、オフィスのフリーアドレス化や在宅勤務環境の改善、BYODの拡大などによる、生産性が高く柔軟な働き方の実現を目指している。 シトリックス・システムズ・ジャパンが6月16日、「Citrix XenDesktop」「Citrix NetScaler」の導入事例として公開した。 ANAでは2012年、それまでの「IT推進室」を「業務プロセス改革室」に改称した。グループ全体をリードする立場で、現場コミュニケーションの活性化や情報活用を可能にする「働き方改革」を実施し、意思決定の迅速化や業務生産性の向上に取り組むのが同部署の役割だ。これまで、内線電話のスマートフォン移行やWi-Fi環境整備によるオフィスのフリーアドレス化対応、「Goo