音楽業界に押し寄せるクラウドの波は、あらゆる業界に同様の変革が促される可能性を示唆している。生き残りのヒントは、クラウド企業の成功法則に隠されている。 2013年、米国でのデジタル音源の販売曲数が減少に転じた。2003年にアップルがiTunesを開始し、デジタル音源の販売を始めて以来、初の減少という。 米ニールセン・サウンドスキャンの調査によると、デジタル楽曲は前年度比5.7%減の1億2600万曲、デジタルアルバムも同0.1%減の1176億枚に下落。米ビルボードは、有料ないし広告型ストリーミングサービスの台頭を原因のひとつに挙げている。 同サービスの代表格は2008年にスタートした「Spotify」だが、ここ数年は新規参入が相次いでいる。特に目立つのがクラウド企業の存在だ。 2012年にはアマゾン「Amazon Cloud Player」とマイクロソフト「Xbox Music」が提供開始。
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