暗い部屋の片隅に体育座りし、大音量のヘッドホンで思春期の悩みや社会へのいらだちを歌った曲を延々と聴き続ける……というのは、ちょっと「病んでる」若者の姿として連想しやすいステレオタイプかもしれません。10代の若者を対象に行われたテレビ・音楽・ゲーム・雑誌・本などの各種メディアに触れる時間と鬱病(うつ病)罹患(りかん)率との関係を探る調査で、実際に音楽を聴くことに割く時間が長い若者は、鬱である割合が高いことが明らかになりました。 一方、常に本を手放さない「本の虫」というと中学や高校では「孤独癖がある」「暗い」といったマイナスイメージを持たれがちな要素かもしれませんが、読書時間を多くとる若者は鬱である割合が低いという少し意外とも言える調査結果も出ています。 Teens Who Choose Music Over Books Are More Likely to Be Depressed, Pri