2013-05-08 性別が7つある生き物とその決定機構 ヒトの性は2種類だ。集団に男女半々ずつとすると100人いたら交配相手の候補は50人ということになる。じゃあ7種類の性があったらどうなるのか!これも集団中に各性別が均等にいるとすると相手候補は100人中およそ85.7人になるのだ!!!!!!なんてお得!!!!!!よりどりみどり!!!!!!引く手あまた!!!!!!みどりあまた。 まあそれ言い出したら全員雌雄同体が一番お得かもしれないな……。なんかそれもつまらなそうだけど……。 テトラヒメナTetrahymena thermophilaには7つの性がある。「オス」と「メス」以外になにか名称があったら面白かったのにI,II,III,IV,V,VI,VIIと呼ばれています。味気ない。そのテトラヒメナの性決定の仕組みがちょっと明らかになったそうなので紹介します。 基礎知識 テトラヒメナはこう
精子が卵子の周囲の膜を通過できるのは1回限りとされていた定説を覆し、少なくとも2回は通過できることを大阪大と米ハワイ大のチームがマウスで明らかにした。 岡部勝大阪大教授は「生命の神秘である受精の仕組みの一端を明らかにし、定説を実験的に覆した。研究が進めば、少ない精子での人工授精や不妊治療などに応用できるかもしれない」としている。 卵子を取り囲む透明帯に精子が接触すると、精子の頭の先端にある袋が破れ酵素などが放出される「先体反応」が起き、透明帯を通過して受精する。定説では先体反応が起きた精子は、二度と透明帯を通過できず受精できないとされていた。 チームは、精子が透明帯を通過できるが、卵子と受精できないよう遺伝子操作した雌のマウスを作製。この雌と通常の雄を交尾させ8時間後に卵子を採取すると、多数の精子が透明帯を通過するものの受精できず、卵子の周りにたまっていた。 たまった精子を取り出して正常な
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