パリ(Paris)市内にあるフランス血液機構(French Institution for Blood、EFS)血液収集センターに並ぶ、血液検査用の試験管(2012年7月6日撮影、資料写真)。(c)AFP/MARION BERARD 【5月5日 AFP】年長のマウスに若いマウスの血液を注入すると、マウスの学習能力と記憶力が高まるとした研究論文が、4日の英医学誌「ネイチャー・メディスン(Nature Medicine)」に掲載された。若い血液は、老化した脳の機能低下に対する治療薬になるかもしれない。 米カリフォルニア大学サンフランシスコ校(University of California, San Francisco)などの研究チームが発表した論文によると、人間の年齢で20~30歳に相当する生後3か月のマウスから輸血を複数回行ったところ、同56~69歳に相当する生後18か月のマウスの脳の構造