さばいたど~ 振る舞ったど~ DeNA入来祐作1軍用具担当(42)が13日、ウナギのかば焼きを振る舞った。 奄美大島での秋季キャンプ第2クール初日の練習前に2匹のウナギを捕獲。ここまで釣り上げた計13匹のうち10匹を、この日自らさばいて、焼いた。釣り師、料理人と、次々に職人技を披露し続ける“ネーチャー入来”。「釣って、さばいて、焼いて、最高だね」とご機嫌だった。中畑監督も舌鼓を打ち、「うまい! うまい!」と褒めちぎっていた。
水産業と漁業に関するニュースを提供している。【全文掲載】 先行していたマメアジへのフグ稚魚混入問題が飛び火して、9月中旬にシラス干のフグ稚魚混入の報道が相次ぎ、主産地のシラス干の加工業者が苦境に陥っている。シラス干は稼ぎ時である秋漁のシーズンを迎えているが、稚魚混入による廃棄リスクを恐れるあまり、端境期の冬季に向けて思い切って在庫分を買い付けすることができない。 フグは、毒をもたない種類もいるものの、基本的に消費者の間で「毒のある魚」として認知されている。各都道府県の条例でも、フグの取り扱いは食中毒の防止の観点から、除毒や調理で多くの規制がかけられている。 ただフグは、たとえ毒をもつ種類であっても、卵から孵(ふ)化してしばらくは、毒性は無毒か極めて微量。成長にしたがって藻やプランクトンを食べる過程で、体内に徐々に蓄積させていく。よって、シラス干と同程度の1 2 の段階では限りなく毒性は低く
スクの水揚げが、奥武島で始まった。1カ月前は水揚げがなかったため、少ない収穫量だが漁師らは一安心という=27日、南城市 【奥武島=南城】スク(アイゴの稚魚)の水揚げが旧7月1日にあたる27日、南城市の奥武島であった。この日の水揚げは56キロ。旧暦6、7、8月の1日に本島近海に押し寄せるが、1カ月前の奥武島は水揚げがなかった。漁師らは「少しだけでも収穫があって良かった」と胸をなで下ろした。 多い年は1日で1トン収穫するという。27日は3隻が出港。朝一番に奥武漁港に戻った船は44キロ、3隻目が12キロを収穫した。 奥武島出身で、島の鮮魚店で働く浦崎小百合さん(50)は「1カ月前は収穫がなかったから、これだけでもありがたい」。孫の吉本憲将君(2)は「ぴちぴち、海ではねていたの」と興味深そうに、かごの中のスクを見つめていた。
クロマグロの「完全養殖」事業を手がける大手商社の豊田通商と近畿大学は16日、稚魚の生産を大幅に増やすと発表した。卵を孵化(ふか)させて稚魚に育てる施設を長崎県内につくり、2019年度には生産量を7割余り増やす。クロマグロはすしネタなどに使われる高級魚で、資源保護のための漁獲規制が強まっている。増産で「持続可能な養殖事業」を拡大する考えだ。 クロマグロはストレスに弱く養殖が難しいが、近大水産研究所が02年に、世界で初めて卵から成魚に育てる「完全養殖」に成功。豊田通商と提携し、稚魚を幼魚に育てる事業を10年に同県五島市で始めた。 稚魚をつくる作業は近大が和歌山県内などで自前で行っていたが、この部分も豊田通商が事業化することで合意した。具体的には、五島市の福江島に新施設を建設。今後6年間で15億円を投じ、19年度に年30万匹の稚魚をつくる計画だ。 生産能力は今の年40万匹から… こちらは有料会員
深海に生息し、詳しい生態が分かっていない巨大なイカ「ダイオウイカ」を、素もぐり漁をしていた兵庫県の漁師が見つけ、生きたまま捕獲しました。 ダイオウイカは冷凍保存され、調査や研究に役立てられるということです。 ダイオウイカが見つかったのは、兵庫県の日本海側にある新温泉町のおよそ300メートルの沖合いです。 25日午前10時半ごろ、地元の漁師の岡本哲雄さんが水深およそ8メートルのところでサザエの素もぐり漁をしていたところ、頭上を大きなイカが泳いでいるのに気づいたということです。 岡本さんは持っていたロープをイカにくくりつけて生きたまま捕獲し、船で引っ張りながら漁港に水揚げしました。 見つかったダイオウイカは、触腕と呼ばれる一番長い触手が切れていましたが、全長が4メートル13センチあり、重さは200キロほどあるとみられています。 岡本さんは「何十年も漁をしていますが、まさかこんな大きく珍しいもの
福井県の特産品「へしこ」の材料に使ったノルウェー産のサバを国産と偽って販売したとして、農林水産省は22日、水産食品会社の小浜海産物(福井県小浜市)に対し、JAS法に基づく是正や再発防止の指示をした、と発表した。 「へしこ」は魚介類のぬか漬け。同省によると、ノルウェーから輸入したサバをたる漬けしたにもかかわらず、袋詰めの際に国産と表示して出荷していた。昨年12月~今年7月、直営店舗での販売や近畿、東海地方の業者への納入で計1万2150パックを販売したという。 同社は調べに、「国産の脂乗りが悪かったため、ノルウェー産を仕入れた」などと話しているという。
インド・コルカタ(Kolkata)の裁判所に運び込まれた違法捕獲で押収されたサメ(2005年5月19日撮影)。(c)AFP 【7月30日 AFP】サメ類やエイ類の絶滅危惧種7種を保護するための新協定を開始するにあたって欧州連合(EU)が後援している調査で30日、サメの捕獲量が最も多い国はインドとインドネシアであることが明らかになった。 報告は、国際自然保護連合(IUCN)と世界自然保護基金(WWF)が共同運営する野生動物取引を監視するNGO「トラフィック(TRAFFIC)」が発表した。 2002年から11年にかけてサメの捕獲量を調査したトラフィックの報告によると、インドとインドネシアの2国で世界全体の捕獲量の2割以上を占めていた。また全体の8割は上位20か国によるものだった。両国に続く3位以下の国は、スペイン、台湾、アルゼンチン、メキシコ、米国、マレーシア、パキスタン、ブラジル、日本、フラ
水がきれいになり過ぎて、魚が住めない?――。 瀬戸内海で魚介類の漁獲量が減り続け、漁師らから、こんな声が上がっている。水質改善が進んだことで、植物プランクトンを育てる窒素やリンなどの「栄養塩」が減り過ぎたことが一因と分析する研究者もおり、国も実態解明に乗り出した。 ◆「もうけがない」 関西空港に近い泉佐野漁港(大阪府泉佐野市)。瀬戸内海での8時間の底引き漁から戻ってきた男性(38)は、浮かない表情を見せた。この日はカレイやヒラメ、エビなどが取れたが、数はどれも少ない。 「10年前は1日に7~8万円分の水揚げがあったのに、今は2万円程度。船の燃料代も高いし、ほとんどもうけはない」 農林水産統計などによると、瀬戸内海の漁獲量は1982年の46万トンをピークに減少し、2010年は17万5000トンまで落ち込んだ。80年代に比べ、カレイ類が2分の1、イカナゴは6分の1に。アサリ類は約190分の1に
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