貧しいながらも独学で工学技術を習得し、廃品を使って自らのラジオ局まで作ってしまったシエラレオネ出身の少年が話題だ。天才とも思える彼の能力は、全米屈指の名門校マサチューセッツ工科大学(MIT)のエンジニアたちをも驚愕させたという。 シエラレオネ共和国は西アフリカに位置する国。1991年から約10年ものあいだ続いた内戦の影響もあり、決して豊かな国とは言えない。そんな環境の中で育ったケルビン・ドウ君(15)は、廃品のなかから集めた金属片や空き瓶などを使って日々の生活に必要なものを作り出す天才発明家だ。 誰かに教わったわけでもなく、学校で電子工学などを学んだわけでもない。発明に必要な部品や材料を買うお金だって持っていない。それでも自らものづくりに関して学び、すでにバッテリーや送信機、発電機などを作り出している。 ケルビンの発明は、週に一度しか電気が通らないという彼の家族が暮らす地域に電力をもたらし
【ワシントン=山田哲朗】シュレッダーにかけられた文書を解読する米国防総省高等研究計画局(DARPA)の公開コンテストで、同局は2日、米カリフォルニア州のチームが全文書の復元に成功、賞金5万ドル(約390万円)を獲得したと発表した。 競争には約9000チームが参加。このうち優勝したのは、サンフランシスコの少人数のコンピュータープログラマーらで、紙片の組み合わせ案を探索するプログラムを開発、提示された組み合わせを人間が確認していく方法で、5種類の文書、計1万個の紙片を復元した。 専門家の間では当初、そもそも短期間での全問解答は不可能との見方もあった。同局は「コンピューターだけではなく、人間の力も組み合わせる手法が最も効率的だった」と評価している。
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