福島県二本松市でハウス内の線量を調べる男性(2011年5月4日撮影、資料写真)。(c)AFP/ YOSHIKAZU TSUNO 【6月3日 AFP】国連科学委員会は5月31日、2011年の福島第1原子力発電所事故による放射線被ばくが、将来的に健康障害をもたらす可能性は低いとする報告書をまとめた。 報告書をまとめた放射線の影響に関する国連科学委員会(UN Scientific Committee on the Effects of Atomic Radiation、UNSCEAR)は、「福島第1原発事故後の放射線被ばくは、健康にただちに影響を及ぼさなかった」「累計被ばく量を評価された作業員の大多数と公衆の将来的ななんらかの健康影響に(事故を)関連づけることができる可能性は低い」と述べた。 報告書は18か国の科学者80人が作成し、オーストリアのウィーン(Vienna)で開かれた総会後に発表され