10万個の銀河を調べたが、銀河全体に広がるような高度に発達した文明、いわば“銀河帝国”のしるしは見つからなかった──米ペンシルベニア州立大学の研究チームがこんな研究結果を発表した。だが約50個の銀河については有望なデータがあるとして、さらに調べるという。 中赤外線で見たアンドロメダ銀河(M31)の疑似カラー写真。オレンジ色は、銀河の渦状肢で星が生まれる現場の熱放射を示している NASA/JPL-Caltech/WISE Team 研究は「もし高度に発達した文明によって銀河全体に植民が行われていれば、コンピュータや宇宙飛行、コミュニケーションやわれわれが想像もできないもの──が作り出すエネルギーは中赤外線で判別できるだろう」──というアイデアに基づき、米航空宇宙局(NASA)の赤外線探査衛星「WISE」による銀河のカタログを調査。有望な10万個の銀河について調べたが、はっきりしとした文明のし