重い食中毒などを防ぐため、厚生労働省はおととし提供が禁止された牛の生レバーに続き、豚の生レバーについても飲食店などでの提供を禁止する方針を決めました。 これは20日開かれた厚生労働省の専門家会議で決まったものです。 豚の生レバーを巡っては内部から、最悪の場合死亡することもあるE型肝炎ウイルスの検出が報告されているほか、表面にサルモネラ菌などの細菌が付着し、食中毒を引き起こすおそれがあると指摘されています。 厚生労働省は飲食店などに対し豚の生レバーを提供しないよう指導していますが、法的な拘束力はなく、おととし7月に牛の生レバーの提供が禁止されたあとは規制の対象となっていない豚の生レバーを提供する飲食店が相次ぎ、おととし12月の時点では全国で80か所に上っています。 専門家会議では、豚の生レバーは内部まで加熱する以外に食中毒やE型肝炎のリスクを減らせないなどとして、飲食店などで生レバーを提供す