仏パリ(Paris)近北郊のピエールフィットシュルセーヌ(Pierrefitte-sur-Seine)にある、暴行を受けて重体になっている16歳の少年が住んでいたロマ人のキャンプ(2014年6月17日撮影)。(c)AFP/THOMAS SAMSON 【6月18日 AFP】仏パリ(Paris)近郊で13日、劣悪な環境のキャンプに暮らすロマ人の少年(16)が激しい暴行を受けて重体になっていることが16日明らかになり、同国内に衝撃が広がっている。フランソワ・オランド(Francois Hollande)大統領も、「言語道断で弁解の余地のない」蛮行と非難している。 事件が起こったのは首都北郊のピエールフィットシュルセーヌ(Pierrefitte-sur-Seine)。ダリウス(Darius)と呼ばれるこの少年は13日、ある公営団地の一室で窃盗を働いたと住民ら十数人に非難されて激しい暴行を受け、後に