エクアドルのヤスニ国立公園(Yasuni National Park)の熱帯雨林(2012年11月9日撮影)。(c)AFP/Pablo COZZAGLIO 【8月19日 AFP】南米エクアドルのラファエル・コレア(Rafael Correa)大統領は前週、アマゾンの原生林での石油探査を中止する代わりに森林保全を目指していた国際信託基金が目標額に達しなかったとして、掘削に着手する方針を表明した。 コレア大統領は国民に向けた15日の演説で、1989年に国連教育科学文化機関(ユネスコ、UNESCO)の生物圏保護区に指定されたヤスニ国立公園(Yasuni National Park)での油田掘削を認めるよう、議会に諮ると表明。「深い悲しみと、エクアドルの国民と歴史への絶対的な責任とともに、私は政権において最も厳しい決断を下さなければならない」と述べ、森林保護計画の撤回を明らかにした。 問題となって