旅館運営の星野リゾート(長野県軽井沢町)は15日、体に小さなタトゥー(入れ墨)があっても、専用シールで隠せば大浴場への入浴を認めると発表した。訪日外国人が増え、入れ墨がある外国人客も目立ってきたため、高級旅館「界」(開業予定、改修中を含め国内13施設)で10月から半年間、試験的に実施する。 専用シールは縦8センチ、横10センチ。日本人も含めた宿泊客を対象に、1枚のシールで入れ墨が全て隠れる場合に限り、シールを貼った状態での入浴を認める。 国内では、トラブル防止のため「入れ墨お断り」の看板を掲げる入浴施設が多い。「界」でも、入れ墨がある場合は大きさや種類を問わず入浴を断ってきた。 しかし、最近ではファッション感覚で小さな入れ墨をした外国人が増え、入れ墨が伝統文化である先住民族が来日する例も出てきた。星野リゾートの星野佳路代表は「小さい入れ墨でも入浴を拒否し続けるのか。外国人が増えていく