イギリス南部で高級車1400台余りを運んでいた大型運搬船が座礁する事故があり、少なくとも63億円とみられる積み荷の行方が注目されています。 イギリス南部のサウサンプトンの沖合で3日、自動車運搬船が浅瀬に乗り上げて座礁し、乗組員25人が沿岸警備隊などによって救助されました。 座礁した船は長さ180メートルある大型の運搬船で、サウサンプトン港を出港してドイツに向かっていました。 船会社によりますと、出航した直後に船が急に傾きはじめたため、船長は転覆を避けるため船を故意に浅瀬に近づけて座礁させたということで、現地の当局などが事故の詳しい原因を調べています。 地元メディアは、船にはジャガーやロールスロイスなど高級車1400台余りが積み込まれていて、その価値は少なくとも3500万ポンド、日本円で63億円の価値があるだろうと伝えています。 船は現在もおよそ45度に傾いた状態で止まったままになっていて、