プロ野球の球団を増やして日本経済の活性化を――。成長戦略を議論する自民党の日本経済再生本部は18日、6月までにまとめる党の提言に、こんな構想を盛り込む検討を始めた。実現に向け、日本野球機構などに働きかけるため、有志の国会議員による議員連盟の立ち上げも検討する。 18日の同本部の会合では早速、スポーツジャーナリストの二宮清純さんを講師に招き、球団を増やす経済効果について勉強した。二宮さんは、新球団を北信越、静岡、四国、南九州の4地域につくる構想を披露した。セ・パ両リーグを各8球団とし、東西に地区を分けて計4グループの1位がプレーオフで日本一を争うことで、地域経済の活性化にもつながると訴えた。