人口減少が危惧される中、あらゆる産業分野で後継者不足が叫ばれているが、今後も歯止めはききそうにない。こうした人材不足を解消させるためとして、安倍政権は「外国人技能実習生制度」を推進しているが、その問題点が浮き彫りになってきた。 法務省は3月、今年1月1日現在で日本国内の外国人の不法残留者が6万7人で、前年と比べ946人(1.6%)増えたと発表。不法残留者の数は1993年をピークに減少してきたにもかかわらず、今回は22年ぶりに増加した。その理由は失踪する外国人技能実習生が4581人(前年3567人)と千人以上も増えたからだ。政府は受け入れを拡大しているのに、実習生の失踪は増加――外国人実習生たちに、一体なにがおきているのか。 外国人労働者問題を長年、取材してきたジャーナリストの安田浩一さんに話を聞いた。安田さんは著書『ネットと愛国』(講談社)などの取材を通じ、排外主義やレイシズムの問題に取り
せっかく買ったんだから、読まなきゃなあ。でも、そんな時間もないし—『21世紀の資本』ブームに乗りたくても乗れない人にご朗報。600ページ超の内容も、たった6つの図で理解できるんです。 金持ちの資産に課税せよ フランスの経済学者トマ・ピケティ氏が来日した。1月29日からの3泊4日の分刻みのスケジュールをこなし、後述する東大での講演会も大盛況となった。 今や雑誌・テレビに引っ張りだこのピケティ教授。だが、彼の著書で、現在日本で13万部のベストセラーとなっている『21世紀の資本』を読破した強者はどれほどいるだろうか。何せ注釈を抜きにしても608ページに及ぶ専門用語をちりばめた大著である。実のところ、多くの人が読み切れていないのではないか。 そこで、どんな内容なのかを押さえておくため、単純明快な図解を試みた。ここに示した6つの図に目を通せば、『21世紀の資本』を直感的に理解できるはずだ。 ポイント
ヤフーニュースの「雑誌」のところにある次の記事が目に入ったので読んでみました。 「残業代ゼロ」法案=過労死法案の誤解を解く(ダイヤモンド・オンライン) - Yahoo!ニュース これは八代尚宏先生による文章とのことです。 八代先生は、経済学者で、ご専門は労働経済学とのことです。 この文章で私が驚いたのは、次の一節です。 残業代がなくなれば、社員は際限なく仕事を押し付ける「過労死法案」という批判もある。しかし、それを防ぐために、労働時間の上限を定める規制に改革するもので、本来は「過労死防止法案」と呼ぶべきである。 出典:「残業代ゼロ」法案=過労死法案の誤解を解く 健康確保担保措置についての誤解を解く八代先生的には、今回の「残業代ゼロ」法案(厳密にはまだ法案にはなっていませんが、便宜上「法案」と呼びます)は、労働者の健康確保を担保する措置を図っているから上記の引用のような見解になっているようで
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2014 年7月 31 日 各 位 会 社 名:株 式 会 社 ゼ ン シ ョ ー ホ ー ル デ ィ ン グ ス 代 表 者 名:代表取締役会長兼社長兼CEO 小川 賢太郎 (コード番号 7550 東証第1部) 問 合 せ 先:グ ル ー プ 経 営 本 部 マ ネ ジ ャ ー 町 田 知 尚 ( T E L : 0 3 - 5 7 8 3 - 8 8 1 8 ) 第三者委員会からの調査報告書受領に関するお知らせ 当社は、2014 年 4 月 30 日付『 「すき家」の労働環境改善に関する第三者委員会の設置につ いて 』にてお知らせいたしました通り、当社の 100%子会社である株式会社ゼンショー(代表 取締役社長 興津龍太郎)が展開する牛丼チェーン「すき家」における店舗の労働環境改善を最 重要課題として、当社と利害を有しない外部の専門家3名から構成される第三者委員会を設置 し、調査を進
最近面白い感じの記事が増田に出て風雲急なmixiですが、問題となった記事は無事本人特定され、いまではグラウンドゼロ状態になっております。 http://anond.hatelabo.jp/20131023040607 もちろん一部魚拓が用意されておりますが、閲覧は原則として禁止したいと思います。お前ら見物に逝くなよ。 オレンジなソーシャル会社の大規模リストラ http://megalodon.jp/2013-1023-2252-08/anond.hatelabo.jp/20131023040607 これを受けて、ガジェット通信やCNETが取材をし広報が対応するという定番の展開になっておりまして、胸が熱くなります。 『mixi』が大規模リストラと匿名ブログに暴露される 広報に聞いてみたところ…… http://getnews.jp/archives/441441 「オレンジのソーシャルな会社
photo by Tiggrrr42 老害の本質 大学の恩師に会社辞めたいって言った。 とりあえず5年がんばれという定番の説教をくらった。 これまでお前みたいな学生をたくさん見てきた。お前とは経験が違う。 そういわれてしまうと反論できない。 誰にも分からない未来の話をするとき、経験の寡多を問題にするのは卑怯だ。 読みました。「老害」的な考え方については仕事をはじめとした様々な場面で相対することがありますし、私もある意味では「老害」扱いされても仕方がない事をしている自覚があります。 例えば、基幹系システムの運用開発においては既に多数のステークホルダーを巻き込んでしまっており、「失敗しない」が最重要視されます。その前提においては、僅かに生産性を上げるためにやりかたを変えて、そのトレードオフで失敗の確率を上げるぐらいなら短期的には不合理であってさえも現行踏襲を選ぶべきだという保守的な意識が強いで
客先のファイルシステムをバックアップなしで消し飛ばした事あるけど、 特にトラウマになってないな。 多分、最初の時点で「終わった」って気分になったからだと思う。 人間、助かるかどうかの瀬戸際にいる時が一番精神が削れる。 もうどうやったって助かりようがない、という状況に置かれたら、特に迷ったり気を揉んだりする事もない。 (残業しないで済むかどうか、休日出勤しないで済むかどうか、という瀬戸際が一番疲れるのに似てる。 「しないで済むわけがない」という状況なら、定時は気にならない)
半沢直樹の最終回は、出向の黒幕は頭取の形で終わりましたね。半沢直樹ドラマでは、出向理由が分かりにくかった人もいると思いますので、簡単に見てみましょう。 (1)半沢直樹のモデル 最終回のあらすじ ロスジェネの逆襲あらすじ結末と倒産 半沢直樹 最終回ネタバレ原作の出向破綻 半沢直樹 原作モデル銀行の破綻 半沢直樹ドラマが最終回でしたが、原作と異なる部分が面白く、物語に深みを持たしていたように思えます。半沢直樹ドラマの最終回は、近藤が半沢を助ける部分が原作と異なることを想像していましたが大きく違うので見ていて驚きました。 半沢直樹の最終回で、黒幕は頭取のように見えましたが出向の理由について、原作を交えて簡単にまとめたいと思います。半沢直樹のドラマ最終回は、原作と違う内容がありましたので、その点について触れますが、ドラマと原作を比較して楽しむことができるのは、やはり名作と言えそうですね。 半沢直樹
生活保護は2009年の7月で受給者数が171万9971人、受給世帯数は124万4660世帯。これは日本の人口の1.3%、世帯数の2.5%です。年間支給総額は2兆円ちょいでしょうか。 “100人に一人以上が生活保護で暮らしている国”“40世帯に一世帯が生活保護で暮している国”には暗澹たる気持ちにさせられますが、今後も「雇用情勢は当面、よくなりそうにない」+「超福祉指向政府の誕生」ということで、生活保護の受給世帯数&受給人数は伸びると予想されます。 であるならば、現在でもいろいろ問題が指摘されるこの制度、今後に備えて制度設計をし直した方がいいのでは?と思います。 まず生活保護に関して現在指摘されている問題を整理しておきましょう。 (1)門前払い&強制打切り問題 自治体の窓口で申請書さえもらえないなど、必要な人が保護を受けられない。また、まだ保護が必要な状態なのに一方的に保護打切りにされてしまう
先日「法律の専門家のお粗末な説明能力」というエントリを書いた。 その直後、ブログを読んでくださった弁護士の小林正啓氏からご連絡を頂き、ちきりんの疑問に対して丁寧な回答を頂いた上、下記の本を送って頂いた。 これを読んで、ちきりんは初めて「弁護士界」がどういうものなのか理解できた。こーゆーことが起こっていたのねーと謎が解けた。これはちょっと読む価値ありです。 こんな日弁連に誰がした? (平凡社新書) 作者: 小林正啓出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2010/02/16メディア: 新書購入: 4人 クリック: 131回この商品を含むブログ (19件) を見る で、本の感想を書こうかと思ったけど、興味ある方はちゃんと本を読まれたほうがいいので、ここではサマリーではなく、ちきりんの発見した「3つの共通点」について書いておきます。 共通点1)新左翼団体と日弁連 ちきりんは新左翼に関心があり、よど号
前回ちきりんはこちらのエントリで、 (1)「時給の仕事」で一生食べていくのは無理である。 (2) しかし現在の日本では、「時給の仕事をしている生計の主な担い手」が1000万人近くいる。 とし、企業が非正規雇用の労働者1889万人のうち半分以上の1000万人を正社員にしないとこの問題は解決しないと書きました。 しかし企業側は、 (3)「国際的な競争力を維持するためには、それは不可能」 といいます。(ちきりんには「中高年正社員の高すぎる給与を守るための詭弁」にしか聞こえませんが、今日の論点はここではないので突っ込むのはやめておきます。) この(1)(2)(3)を前提とするならば、この1000万人は年収200万円でずっと生きていく必要があり、その人達には、従来の日本人が想定していた“中流ライフ”を送ることは不可能です。ではどんな人生になるのでしょう? 人生の中で大きなお金が必要になるのは以下の4
先日、厚生労働省が発表した「労働経済の分析」という資料、副題が「分厚い中間層の復活」となっていました。 労働行政や福祉行政の担当省庁が、「我が国では、分厚い中間層が失われてしまった」と認めてるわけですから、これから少しはいい方向に向ってほしいもんです。 さて今回、この資料からちきりんが感じたのは、「日本でのこれからの中心省庁は、厚生労働省になっていくのね」ということです。昔は霞ヶ関の王者と言えば、大蔵省であり通商産業省でした(いずれも当時の名称)。 でもこの20年ほど、元・通産省、現・経済産業省の凋落振りは目も当てられないレベルです。彼らが意義ある仕事をしていた時期を探そうとすると、50年もさかのぼらないと見つけられません。(下記とかね) 官僚たちの夏 (新潮文庫) 作者: 城山三郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1980/11/25メディア: 文庫購入: 8人 クリック: 198回こ
しばらく前から“ワークライフバランス”という言葉をよく聞くようになりました。背景として、「現在の日本では“ワーク=仕事”に配分される時間が長すぎて、“ライフ=個人生活”への時間配分が少なすぎる。」という問題意識があるのでしょう。 ただワークライフバランスが語られる時、“微妙な違和感”を感じることもよくあるので、それをまとめておきます。 (1)過重労働とワークライフバランスは別の話 日本では、労働者が余りにも過酷な労働環境下におかれ、過労死やうつ病の増加が問題になっています。サービズ残業や“みなし管理職”問題も、社員の忠誠心の範囲とはとてもいえないレベルの酷さです。 残業代を払わない、有給休暇を取らせないなどは違法行為であり、異常な労働時間を強いるのは時に“人権問題”でさえあります。労働法規違反は犯罪としてきちんと取り締まるべきです。 ワークライフバランスとは、“病気にならない程度に働く”こ
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