仏マルセイユ(Marseille)で撮影された水滴(2013年3月20日撮影、本文とは関係ありません)。(c)AFP/GERARD JULIEN 【3月4日 AFP】固体の物質中に存在するが、不思議なことに液体に似た挙動を示す新しい種類の微小粒子集合体を発見したとの研究論文がこのほど、英科学誌ネイチャー(Nature)に発表された。 論文を発表したドイツ・フィリップ大学マールブルク(Philipps-University Marburg)などの研究チームは、これを「ドロプルトン(Dropleton)」と命名した。 この新しい量子実体は「準粒子」の一種で、非常に小さく、まばたきすると見逃すほど生存時間が短い。準粒子は、固体中に存在する他の基本粒子の結合体で、特異な性質を持つもののことだ。 論文の共同執筆者で、同大学のマキーロ・キラ(Mackillo Kira)氏は、AFPの取材に「ドロプルト