GTDの実践に欠かすことのできない「週次レビュー」。百式主宰の田口元氏が自らのチェックリストを紹介する。 「週次レビューが実践されていなければ、GTDは実践されていない」という名言(?)があるぐらい、GTDにとって週次レビューは重要です(実際の週次レビューについてはこちら)。 実際の週次レビューでは、1)頭の中の気になっていることを全部書き出し、2)すべてのリストを見直す――というプロセスになりますが、いったんそれが習慣化してくると、だんだんと工夫して自分だけのチェック項目を加えていきたくなります。新しい習慣を作ることは難しいですが、既に実践している習慣になにかを付け足していくのはそれほど難しいことではないからです。 ここでは個人的に週次レビューにどういったチェック項目を付け足しているのかをご紹介します。あなたも自分にとって使い勝手の良いチェックリストを作ってみてください。 筆者が週次レビ
あなたはTo-Doリストの優先順位付けに時間を費やしすぎていませんか? もしかするとそれは、頭の中で未完了のタスクが口やかましく騒いでいるからかもしれません(この現象をツァイガルニク効果と言います)。この問題の一つの解決方法は、To-Doリストを作るのをきっぱりやめ、替わりに「タスクスケジュール」を使うことです。 Ari Meisel氏は自身のブログ「 Art of Less Doing」で、ツァイガルニク効果によるダメージを回避し、よりハッピーになるためには「タイムリーに今やるべきことだけをすべきだ」と言っています。タスクにはタイミングというものがあるのです。 たくさんの未完了タスクが並んだリストを手にして頭を抱えるよりも「FollowUp.cc」のようなツールを使ってタスクをスケジュールした方が良いでしょう。FollowUp.ccは、タスクをやるべきタイミングが来たらリマインダーメール
医学誌『Current Directions in Psychological Science(心理科学の潮流)』に掲載された心理学の研究によると、人はストレス下で意思決定を行うと、ネガティブな側面を無視してポジティブな側面ばかりにフォーカスする傾向にあるそうです。 意思決定を行うこと自体もストレスを生じさせるものですが、大きな決断をするときには慎重に考え、選択肢をよく比較検討する必要があります。「Science Daily」誌は次のように説明しています。 人はストレス状況下で困難な意思決定を行うとき、自分が採ろうとしている選択の良い面ばかりに注目して、悪い面を無視する傾向にあります。たとえば、転職しようか迷っていてストレス下で意思決定をしようとすると、新しい会社への通勤の不便さを無視して給料の高さばかりにフォーカスしてしまうのです。 この研究結果は、日頃の意思決定に活かすことができます。
編集委員のひらたです。もうそろそろ春ですね。日差しが暖かく感じる日が増えてきました。春の準備を始めたくなる今日この頃...と思っていたら、2月29日の朝は雪でした。まだまだ寒いですね。 以前はハンコワークが多かった私の仕事ですが、最近すっかりエンジニアの仕事に移っています。結構厳しめのプロジェクトなので、時間の管理がとても重要です。やることが山積みになっているのですが、だからといって日常業務から解放されて完全に集中できるわけでもありません。こういうときは、今までに身につけた知識と経験に基づく「自己流時間管理術」を実践するときです。ということで、今回はその時間管理術を採り上げます。 Photo by Thinkstock/Getty Images.
当たり前のことを言っているように思われるかもしれませんが、頭の中にあるアイデアは、実際に頭の外に出した方がいいです。わかっていても、日々のToDoリストの消化と更新に追われてついつい後回しにして、そのまま忘れてしまっている人が多いのではないでしょうか? Photo by mkoske. GTDに限らず、生産性を向上させるシステムのほとんどに当てはまることですが、まず最初の段階が頭に思い描いているアイデアを、紙に書き出すか早くそのシステムに入れるようにしましょう。そうすることで、実際にやらなければならないことが明確になります。 ブログ「GTD Times」で、『仕事を成し遂げる技術―ストレスなく生産性を発揮する方法』の著者であり、生産性向上システムGTDの生みの親であるデビッド・アレン氏に、「GTDでも他の生産性向上システムでも、最初にやるべきことはは何ですか?」と尋ねたところ、彼はシンプル
時々(というより、しょっちゅう)、大量の仕事をこなさなければならないことがあります。締め切りが迫っていても、クリエイティブで良い仕事をしなければなりません。そこで今回ご紹介する「The Done Manifesto」は、差し迫った状況での仕事のルールをまとめたものです。じっくりと考えたり協議したりする時間がなく、とにかく前に進まなければならない時、ぜひとも心に留めておきたいルールとなっています。 ここにある画像は、ルービックキューブをモチーフにした、James Provost氏によるイラストです。「the Cult of Done Manifest」とは、何はさておき仕事を前に進めるための格言のようなものとなっています。 以下が仕事を進めるためのルールすべてと、そのコンセプトのイラストです。 ステイタスとは「分からない」「実行中」「完了」の3つである。 すべてが中途半端だと受け入れることで
仕分けのために置いたはずのトレイに書類の山が...。心配ご無用。カオスのような机にため息をついているのは、アナタだけではありません。世の中には、整理整頓のための心得やコツがたくさんありますが、裏を返せば、それだけ多くの人々が整理整頓に悩んでいる証でもあります。そこで今回は、散らかり放題の仕事場をとことん整理整頓するための術をご紹介します。 Photo by Johan Larsson. 実際に左画像のとおり、筆者の仕事場(英文記事)のビフォー(左)・アフター(右)もなかなかのギャップ。 子ども時代のしつけや性格、習慣づけのおかげで、整理整頓が得意な人もいますが、仕事場が今散らかっているからといって、ダメ人間というわけではありません。整理整頓する習慣を身につける時間がなかっただけのことです。そこで、「整理整頓の事始め」とこれを継続するコツについて手引きしたいと思います。 まず、GTDの「すべ
一日中考え事をしてしまい、ストレスを抱えてしまうことってありますよね。また、あれこれ心配することで逆に心配のタネを作り出し、悪循環に陥ってしまうこともあります。例えば、太らないように気にしすぎるあまり、ストレスで食べすぎてしまったり、納期に遅れないようにというプレッシャーから、夜遅くまで仕事をして効率を落としてしまったり...。 ストレスを減らして目標を達成するためには、こういった悪循環を断ち切らねばなりません。ブロガーのTim Horieさんによると、一日を「考える時間」、「行動する時間」、「リラックスする時間」の3つのパートに分割すると良いそうです。 「Getting Things Done」の哲学が、すべてを頭の中で覚えておく必要から解放したように、まずは問題やゴールについて考え、思い悩む時間を「考える時間」として特別に設定しておくことで、それ以外の時間に心配したり考え込んだりするこ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く