首都大学東京ビジネススクールの2014年度入学試験を受験し、不合格となりました。本エントリでは、この日をもって終わった久々の受験生生活をふりかえります。 受験の経緯 このブログでしばしば書いている通り、去年は勤務先でスクラムを導入したりしていました。ソフトウェア工学的な意味での開発プロセスとして興味深いのはもちろん、僕にとってそれはむしろ、組織とはなんなのか、企業組織とはいかにして可能なのか、そしていかにしてそれを良くし得るのかという、どちらかというと組織論(とか組織社会学?)的な問いを喚起するものでした。 ちょうどそういうことを考えていた折り、尊敬するジム・コープリエンさんらの『組織パターン』という本が訳されて、さっそく読みました。それがとても面白く、実践的にも役立ったので、もう少し組織論を学習してみようと思ったのです。次に読んだのが『組織論 補訂版 (有斐閣アルマ)』という教科書。簡潔
日本でのアジャイル開発は、おもに開発現場の人たちが自分たちの課題を解決するために、現場で受け入れられ広がってきましたが、一方で最近ではリクルートや楽天、NTTデータなど、組織としてトップダウンでの導入も先進的な取り組みとして始まっています。 しかしまだ「現場としてはアジャイル開発に興味があるが、上司や取引先の理解がなかなか得られない」と思っているエンジニアや、「アジャイル開発に興味はあるが、開発者ではないので技術的なことはよく分からない」という情報部門のマネージャなど、アジャイル開発に興味があっても踏み出せない方は多いのではないでしょうか。 本書「アジャイル開発とスクラム」は、これまで多かったエンジニア向けにアジャイル開発の実践方法を解説したものではありません。エンジニアではない、上司や経営陣、取引先といったステークホルダーにアジャイル開発を理解してもらうために使える本です。 そのため、ア
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