モロッコ北部テトゥアン(Tetouan)近くのMediterranean Marina Smir港に停泊するオランダの非営利団体(NGO)所有の「妊娠中絶船」(2012年10月4日撮影)。(c)AFP/FADEL SENNA 【10月5日 AFP】オランダの女性権利団体が所有する「妊娠中絶船」が、北アフリカのモロッコで問題となっている。安全な方法で中絶を施し、違法中絶による健康リスクから女性を救うことを掲げた同船がイスラム教国に寄港するのは今回が初。しかし、妊娠中絶が違法かつ社会的タブーとされているモロッコでは、大きな反発が起きている。 非営利団体(NGO)「ウィメン・オン・ウェーブス(Women on Waves)」は4日、「中絶船」が現在、モロッコ北部タンジェ(Tangiers)から東に約40キロのSmir港内に停泊していると明かした。船内には中絶医2名が乗っているという。 同港では4