仏パリ(Paris)郊外の病院で、妊婦の超音波検診を行う医師(2013年7月22日撮影、本文とは関係ありません)。(c)AFP/FRED DUFOUR 【12月3日 AFP】切迫流産の痛みの中、ローマ・カトリック教会系の病院から2回自宅に帰された米国人の女性が、あらゆる中絶を禁止する治療方針を課している米教会団体を相手取り、訴訟を起こした。訴状を提出した米国自由人権協会(American Civil Liberties Union、ACLU)が2日、発表した。 訴状は、中絶が殺人であると信じる教会団体の規則のために、母体の健康に危険を及ぼす前に中絶を行うという適切な治療を医師が実施できなかったと主張している。 訴えを起こされたのは、宗教および倫理的指導書を策定した米国カトリック司教協議会(US Conference of Catholic Bishops)。同協議会は訴訟についてのコメント