前回は、Visual Studio 2010(以降、VS 2010)の画面内容と、プロジェクトの構成内容について解説した。今回と次回は引き続き、第1回の「2. プロジェクトを新規に作成する」で生成されたWindowsアプリのソースコードの内容について理解を深める。 ソースコードを理解するには、フォームデザイナーで多くのデザイン(=自動コーディング)作業によって自動生成されたコードが大量かつ複雑になってから行うよりも、コード量が最も少ないWindowsフォームの新規作成時(=ひな型)に行う方が楽である。 前々回(第1回)で生成したファイルはソリューションエクスプローラーで確認できる。これを見ると、Windowsフォームアプリを作成したときに、(主に)次の3つのソースファイルが生成されることが分かる(「.cs」拡張子はC#言語の場合。VBでは「.vb」となる)。 Form1.cs Form1.