矢野経済研究所は、国内のIaaS型クラウドサービスとPaaS型クラウドサービスの市場調査結果を発表。2014年には市場規模が事業者売上高ベースで前年比50.9%増の916億円と、大きく拡大するとしました。 同社はIaaSとPaaSを合わせて「クラウド基盤サービス」と位置づけています。このクラウド基盤サービスは2013年から大きく伸び、普及期に突入したと説明。 かつてはECサイトなどWebサービスの基盤として利用したり、バックアップの目的で利用したりといったところが主流であったが、2013年は社内業務システム基盤としての活用が増加している。クラウド基盤利用の事例が増加し、ユーザー企業(利用者)の意識が変わったことでパブリッククラウドの利用拡大が進んだと考える。 (「調査結果の概要」から) クラウド事業者はクラウドビジネス拡大のために、SIerとの協業によるエコシステムの拡大に動いていると指摘