独立行政法人・情報通信研究機構(NICT)は3月31日、自然文による質問に対し、Web上の情報から回答する「WISDOM X」を試験公開した。膨大なWeb情報から得た多種多様な回答を示すことで、ユーザーに“気づき”を与えるのが狙いという。 自然文による「なに?」「なぜ?」「どうなる?」といった質問にさまざまな回答を提示することを目指したシステム。検索窓に文章を入力すると、10億件以上の日本語Webページの情報をもとに検索結果を示すほか、質問を思いつかない場合、単語を入力すれば質問の提案もしてくれる。 一般のWebサーチエンジンと異なり、「どうなる?」という質問では、原因となる事象と、起こり得る帰結の対応関係をWeb上の文から抽出して回答する仕組みだ。「人工知能が進化するとどうなる?」という質問には「人工知能が進化する」という原因に対応する「人工知能が話し相手となり結婚しない人が増える」とい
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