中国・上海(Shanghai)の金融街の夜景(2010年3月28日撮影、同年4月14日提供、資料写真)。(C)AFP/HO/SHANGHAI PACIFIC INSTITUTE FOR INTERNATIONAL STRATEGY 【6月17日 AFP】中国が現在の景気減速に歯止めを掛けるために、2008年に発表した4兆元(約65兆円)の景気刺激策のような大型の対策を再び打ち出す可能性は低いが、最近の中国が小刻みに対策を打ち出していることは、中国が景気刺激策と完全に決別することはできないことを示しているとアナリストたちは指摘している。 今年の経済成長率が目標である7.5%を下回ると失業率が上がり、社会不安のきっかけになる恐れもあるため、中国の政策決定者たちはこの水準を守る方策を探している。 中国人民銀行(中央銀行)は9日、景気下支えの一環として、農村部の銀行など一部の銀行の預金準備率を引き