米MicrosoftのInternet Explorer(IE)に発覚した未解決の脆弱性を突いて、日本国内の組織を狙った攻撃が発生しているという。米セキュリティ機関のSANS Internet Storm Centerは9月20日、攻撃の拡大を受けて警戒レベルを1段階引き上げ、対策を呼びかけた。 Microsoftは9月17日に公開したセキュリティ情報で、IE 8と9を狙って「限られた件数の標的型攻撃」が発生していると伝えた。セキュリティ企業のFireEyeは、この攻撃が日本国内の組織を狙ったものであることを確認したと報告。Kaspersky Labのニュースサービスthreatpostによると、日本の複数の人気メディアサイトが不正侵入されたほか、政府機関、IT企業、メーカーなどのシステムにマルウェアが感染しているという。 FireEyeの9月21日のブログによれば、攻撃は8月19日ごろか