2021年4月から、2020年以降の記事を含めて「はてなブログ」に引っ越しました。今後もよろしくお願いします。 設計者の発言(はてな版)
とあるブログエントリで「ナチュラルキーを主キーにしてはいけない」という主張を見かけたのでこれに反論しておく。これはリレーショナルモデル的には明らかに間違った考えだからだ。 リレーショナルモデルにあるのはナチュラルキーだけリレーショナルモデルには「サロゲートキー(代理キー)」という概念はない。まずこの点に注意して頂きたい。サロゲートキーとは、データベースアプリケーション開発において実用上必要とされる機能であって、本質的には不要のものである。リレーショナルモデルでは、いわゆるナチュラルキーというものがあれば機能的には十分だからだ。 そのためにはまず「キー」という概念が何を指し示すかということについて正しく理解しなければならない。リレーショナルモデルではキーと呼ばれるものは候補キーとスーパーキーという2つの概念だけである。「タプル(≒行)の値を一意に決定することができる属性(≒カラム)の集合」の
「業務ロジックをデータモデリングはどこまで表現できるか?」について考えたことをラフなメモ書き。 業務システムでは、データが命。 データには個人情報が含まれるために管理が重要だったり、売上データやPVデータから、どの層の顧客から売上やアクセスが多いのか、を計測することもできる。 すると、それらデータを格納するRDBが必要になり、そのテーブル設計が重要になってくる。 顧客の業務プロセスをモデリングする場合、最近ならOOAが主流。 でも、DOAの方が現代は重要性を増していると考えている。 例えば、Railsのような優れたWebフレームワークがあれば、ER図さえきちんと作れば、DBマイグレーションとプログラム雛形を自動生成することによって、テーブルのCRUDのような画面はすぐに作れてしまうからだ。 日本におけるデータモデリングの歴史は意外に古い。 TH法、T字型ER、渡辺さんのXEAD Model
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