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ベルギー・ブリュッセル(Brussels)にある欧州連合(EU)本部で開かれたBusinessEurope会合を前に関係者と話し合うヘルマン・ファンロンパウ(Herman Van Rompuy)欧州理事会常任議長(EU大統領、右、2012年6月26日撮影、資料写真)。(c)AFP/JOHN THYS 【6月27日 AFP】欧州連合(EU)のヘルマン・ファンロンパウ(Herman Van Rompuy)欧州理事会常任議長(大統領)らは26日、単一通貨ユーロを守るため、ユーロ加盟国の予算に対するEUの権限を強化し、各国の銀行の監督を一元化したいという考えを報告書で示した。 報告書をまとめたのはファンロンパウ氏、欧州委員会のジョゼ・マヌエル・バローゾ(Jose Manuel Barroso)委員長、欧州中央銀行(ECB)のマリオ・ドラギ(Mario Draghi)総裁、ユーロ圏財務相会合(ユーロ
スペイン・マドリード(Madrid)の銀行前で行われたデモに、銀行家をからかう人形を持ち参加した男性(2012年6月2日撮影、資料写真)。(c)AFP/DANI POZO 【6月8日 AFP】格付け大手フィッチ・レーティングス(Fitch Ratings)は7日、財政不安が高まるスペインの長期信用格付けを「シングルA」から「トリプルB」に3段階引き下げたと発表した。今後の見通しについてもネガティブ(弱含み)とした。 銀行部門の再建に約600億~1000億ユーロ(約6~10兆円)の政府負担が見込まれることから、財政がさらに悪化し景気後退が進むと分析。欧州連合(EU)から支援を受ける可能性が高まったと説明している。(c)AFP
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(英エコノミスト誌 2012年4月14日号) 世界中の国々がドイツから学ぶべきことと学ぶべきでないこと。 大半の先進国はドイツに魅了されている。硬化症に苦しむ欧州の真ん中にいながら、ドイツの1人当たり国内総生産(GDP)はこの10年間で先進7カ国(G7)のどの国よりも拡大した。 問題を抱えるユーロ圏の失業率が、単一通貨の誕生以来、最も高くなっている一方、ドイツでは、失業率が過去最低を記録している。 また、大半の先進国では、製造業の輸出が外国との競争で大打撃を受けているが、ドイツでは輸出産業が今も強力な成長の原動力となっている。フランスやスペイン、イタリア、英国の追い詰められた政治指導者たちが物憂げに、もっとドイツのようになりたいと話しているのも無理はない。 ドイツの成功の秘訣 最近のドイツの成功には、新しい原因と古い原因がある。わずか10年前、まだ東西統一のコストに苦しんでいた頃、ドイツは
(2012年3月27日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) ドイツの原子力発電の段階的廃止の第一線にいる人々は、電気が消えないようにするために日々苦労していると話す。 国内にある原子力発電所の半分が閉鎖されてから1年半。政府は今後10年間で進める再生可能資源による電力への転換は、予定通りに進んでいると主張する。だが、多くの専門家は、実際やってみると移行は難しいと言う。 冬は何とか乗り切ったが・・・ 「冬は何とか乗り切った」。ドイツに4つある地域高圧送電網の1つを運営するオランダ企業テネットで、北部コントロールセンターの責任者を務めるフォルカー・ヴァインライヒ氏はこう話す。 「だが我々は幸運だったし、今はもう、できることの限界に近づいている」 ハノーバー郊外にある何の変哲もない低層ビルに拠点を構えるヴァインライヒ氏と同僚たちは2011年に、北海とアルプス山脈を結ぶテネットのケーブルの電圧を維持
2011年、欧州ではユーロ危機が起き、米国ではウォール街で経済格差の是正を訴えるデモが起きました。 どちらも騒動の主役は「お金」です。2002年に誕生したヨーロッパの統合通貨ユーロ。そのユーロがつくりあげた経済圏が、参加国の財政破たんなどを機に崩壊の危機に瀕しています。一方、市場経済の極みともいうべきアメリカの金融市場は、ユーロ危機より前の2008年に起きたいわゆるリーマンショックでその土台がぐらつきました。さらに2011年には、相変わらず高給を食む金融関係者や企業経営者に対し、はっきりと反旗を翻す動きがウォール街をはじめアメリカの各所で起きています。 この危機と騒動の本質は何か? 私たちが「正しい経済」を手に入れるにはどうすればいいのか? そのためにはどうやら「お金の正体」を改めて知る必要がありそうです。そこで今回は、『貨幣論』『二十一世紀の資本主義論』『会社はこれからどうなるか』などの
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