ゴミを減らしたい。特に台所からのゴミを。 自炊しているので仕方ないのだが、それにしたって多くないか。このゴミの量はウチだけか。 冬の間は多少放っておいても問題はないが、夏になるとクサイし小バエも湧く。あれはどんなに密閉された台所でも湧く。不思議と湧く。 …ああ、ウンザリだ。なんとかしたい。そこで、普段はゴミとして捨てている部分を食べることにした。「攻撃は最大の防御なり」だ。さあ、食べてみよう。 (高瀬 克子) どこからがゴミか ひとくちに「ゴミ」といっても、それは人によって捉え方が様々だろうと思う。 たまに遊びに来る母親によると、私の部屋はゴミ屋敷らしい。 これはあくまで「ゴミが散乱している部屋」というワケではなくて、母の目にはゴミとしか映らないようなガラクタで部屋が占拠されている、という意味だ。 人の目にはゴミに見えても、私にとっては宝の山。その人にとって価値があるならば、欠けた茶碗だっ