小説投稿サイト「小説家になろう」「エブリスタ」「カクヨム」を運営する3社が集い、Web小説の現状や今後の展望について語るプレスセミナーを東京・渋谷ヒカリエで開催しました。ディスカッションパートでは「2016年度の小説投稿サイトの展望」をテーマに各サイトの担当者が議論。新たなコンテンツが生まれ、作家を育てる場となっている小説投稿サイトの現状と今後の展望について意見交換をしました。 まずは、小説投稿サイトから人気作が生まれる理由を分析した『ウェブ小説の衝撃 ─ネット発ヒットコンテンツのしくみ』(筑摩書房)を手掛けるなど、サブカルチャーに関する取材・執筆活動をしている飯田一史さんが登壇。Web小説がもたらす出版業界への影響について講演しました。 近年は書籍化だけでなく、アニメ化やゲーム化などさまざまなメディアミックス展開が進んでいるWeb小説。IP創出の場としても重視されるようになり、作家や読者