フジテレビのお金のコラムにも書いたことを、また再確認できたのが、宝くじ事業に対する事業仕分けのニュースでした。 図は産経新聞からの引用ですが、1兆419億円のうち、戻ってくるのが4761億円、残りは収益金と経費になって、その資金の非効率な使い方が問題になっているのです。つまり宝くじを1万円買うと4500円が戻ってきて、残りの5500円は税金とその他の経費の支払いのために使われているということです。 それでも、宝くじは”庶民の夢”なのでしょうか? 例えば、株式を100万円買ったら、売買手数料が0.1%としても元手は99.9%残っています。しかもそのお金は、企業に投資される訳で、新しい価値を生み出してくれるかもしれません。 そんな投資とは異なり、ギャンブルは集めたお金から経費を差し引いて、残りを分配する仕組みであり、そこには価値の創出はありません。 ギャンブルの中で、競馬は75%が払い戻される