細かいところばっかり見てしまう。 以前、当サイトのライターT斎藤さんと取材で電車に乗った。あとで写真を交換したところ、斎藤さんは電車の外観や車内風景を主に撮っていたのに、僕は電車の車内案内図のマークとか、座席の肩のところに付いている持ち手の造形とか、そんなのばっかり撮っていた。そういう性格なのだろう。 そんな細かい視点で今回注目したのが、ガラスに付いてるアレである。 (text by 石川 大樹) ガラスからのメッセージ ビルのエントランスにあるカラスドアやガラス壁には、たいてい小さなマークが付いている。透明のガラスに気づかずぶつかる人がいるので、これはガラスですよ、と主張するために付いているのだ。 そもそもなんで壁ではなくガラスになっているかというと、採光のためだったり壁の圧迫感をなくすためだったりして、つまりガラスはその存在感を感じさせないためにガラスなのだ。 ガラスの立場に立ってみれ