米航空宇宙局(NASA)の火星探査車キュリオシティー(Curiosity)は8日、火星拡大鏡撮像装置(MAHLI)が防塵(じん)カバーを外した状態での撮影を行った。 写真はマストカメラ(Mast Camera、MastCam)が捉えた、キュリオシティーのアーム部分に取り付けられたMAHLIの画像。火星時間の探査30日目(Sol 30)に当たる9月5日に撮影された。 画像中央の赤みがかった円形の部分はMAHLIの防塵カバーで、直径はソーダ缶の断面とほぼ同じ。表面には火星の土ぼこりが薄い層となって付着している。この土ぼこりは、キュリオシティーの着陸時のエンジン噴射によって地表から舞い上がったもの。探査初日にMAHLIが撮影した画像は、この土ぼこりによって不鮮明なものとなった(2012年9月5日撮影)。(c)AFP/NASA/JPL-Caltech/Malin Space Science Sys