米国で6月29日の夜に発生したAmazonクラウドのトラブルは、InstagramやFlipboard、Netflixなど有名なサービスにも影響を与えました。国内のサービスでもいくつか影響を受けたところがあったようです。 今回のトラブルの発端は電源障害でした。嵐によって一時的に電源に障害が発生し、UPSに切り替わったもののUPSが電力を使い果たした結果、一部のデータセンターが稼働を停止しました。 この電源障害による直接の影響は全体の数%だったものの、これが引き金となって仮想マシンの「EC2」、ストレージの「EBS」、ロードバランシングの「ELB」、データベースサービスの「RDS」などにおいてソフトウェアや運用まわりでの問題が相次いで発生。一部で複数のアベイラビリティゾーンに影響する障害へと発展しました。 今回は複数のアベイラビリティゾーンに影響があり、その上6月中旬にも電源まわりのトラブル