2019年10月、30GBのUSBメモリで2TB SSDを偽装 持ち込まれたのは、外付けの2TB SSD。購入から数日後、保存したデータが読み出せなくなったという。ケースを開けて中身を調べてみると、中にSSDはなく、USBメモリがUSBコネクタに挿してあるだけだった。ファームウェアが書き換えられており、PCのBIOS(UEFI)画面では2TBのSSDと認識されるが、実際の容量は30GBしかないと判明した。 いわゆる容量偽装といわれる詐欺ストレージだ。HDDやSSD、メモリカードやUSBメモリなど、さまざまなタイプのストレージで実例が報告されている。 一皮むけば、元の型番を潰して偽りの容量を記載したシールを貼り付けるだけといったお粗末な偽装が多いが、ファームウェアを改変しているため、疑いを抱かずに普通に使っていると気付きにくい。 実装している本来の記録領域に空きがあるうちは、(書き込み速度は
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