日本テレビが制作したドラマ「セクシー田中さん」の原作者の漫画家、芦原妃名子さんの死去を巡り、日テレの石沢顕社長は22日の定例記者会見で、同局が進めている調査で過去に自身の作品が実写ドラマ化された経験を持つ他の漫画家にもヒアリングを行っていることを明らかにした。 日テレの社内特別調査チームは、脚本家や原作を出版した小学館など、社外の関係者も含めてヒアリングを実施。「セクシー田中さん」以外の作品の関係者もヒアリングの対象とした理由について、石沢社長は「当該事案だけでなく、広く話を聞いて再発防止を進めるのが調査の目的の一つ。二度とこのようなことがないようにするためだ」と説明した。 日テレは当初、5月の大型連休明けにも調査結果を公表する意向を示していたが、石沢社長は「多少時間がかかっている状況にある」と述べ、公表が遅れる見込みだとした。