仏パリで孫の手をとる高齢の女性の手(2012年4月30日撮影、本文とは関係ありません)。(c)AFP/RANCK FIFE 【10月15日 AFP】デンマークの研究チームが9日、閉経後すぐにホルモン補充療法(HRT)を開始した女性は心疾患の発症やそれに伴う死亡のリスクが低く、また16年間に及んだ調査結果を見る限り、過去に報告された高いがんの発症率もみられなかったとする研究論文を医療情報サイト「bmj.com.」で発表した。この論文の発表で同療法をめぐる賛否両論が再燃している。 研究チームは「閉経後早い時期にHRTを開始した場合には死亡、心不全、心筋梗塞(心臓発作)のリスクが著しく下がっていることを発見した。研究結果は、がんや脳卒中、深部静脈血栓症(DVT)、肺塞栓(PE)のリスク上昇と関連するものではない」と論文で記している。 HRTは女性ホルモンのエストロゲンかプロゲステロン、また時には
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