善光寺(長野市)の依頼で御開帳の絵を描くことになった画家の山口晃さんと、ライター・編集者の橋本麻里さんが10月1日、「平成の絵師は、御開帳をどう描く!」と題して長野市内で対談する。25日、同寺の会議で決まった。隔年で開かれる第12回善光寺サミット(10月1、2日)の記念講演会の一環で、善光寺と、ゆかりのある全国227の寺社でつくる「全国善光寺会」が主催。2人が訪ねた今春の御開帳の感想や、山口さんがこれまでに描いた仏画などをテーマに語り合う。 浮世絵や大和絵などの手法を取り入れつつ、飛行機、電柱など現代の事物も描く画風の山口さん。2011~14年には、五木寛之さんの本紙連載小説「親鸞」激動篇・完結篇の挿絵を担当した。12年には京都府の平等院に襖(ふすま)絵を制作・奉納。善光寺では次回の御開帳(21年予定)に向けて、作品を制作する。今春の御開帳では、天台宗と浄土宗の「中日庭儀(ちゅうにちてい