ゲンロン批評再生塾も、ついに四期目を迎えることになった。 すでに修了生の数は百名を越えており、総代のみならず各界で書き手として活躍を始めている者も多い。 三期やってきての成果はどうかといえば、立ち上げ当初の期待と不安を思い起こせば、まずは上々と言ってよいのではないかと思う。 だが、もちろん、まだまだ足りない。 そもそもこのプログラムは、私たちが仮に「批評」と呼んでいる営みと試みを「再生」することが目的だった。 そのためにはむろん「批評」とは何であるのか、何であり得るのか、何であるべきなのかを、あらためて問い直すことが必要となる。 そのうえで、その「批評」なるものを再び生み直すことを求めてきたわけである。 それは「再生」だけでは駄目なのだ。 第一、そもそも「批評」は過去においても十分な意味と意義を持っていたことがあっただろうか? 「批評」は、存分に生きていたことがあっただろうか? 影響力のあ