大阪・岸和田市の体操クラブのコーチが選手に暴行を加えたなどとして、日本体操協会はこのコーチを永久追放の処分にすることを決めました。 日本体操協会によりますと、大阪・岸和田市にある「大阪ヴォラーレ体操クラブ」の松本淑子コーチが選手を後ろから引っ張ったり、練習場でつねったりするなどの暴力行為が確認されたということです。 このコーチは、女子選手2人に暴行を加えてけがをさせたとして罰金30万円の略式命令を受け、2015年に登録抹消処分となっていて、日本体操協会は15日、開いた理事会で「改善が見られない」などとして永久追放処分にすることを決めました。 また、同じクラブに所属する男性コーチが去年2月、選手の髪の毛をつかんでひきずったなどとして、無期限の登録抹消処分となったほか、別の女性コーチも、練習中に水筒を没収して過度な体重制限を強いたなどとして、1年間の登録抹消処分となりました。