10月14日に相模湾で行われる海上自衛隊の観艦式に、韓国軍が参加しないことが正式に決まった。日韓関係の悪化が影響したとみられ、防衛省が近く発表する。政府関係者が明らかにした。 韓国海軍は昨年12月、海自機に火器管制レーダーを照射したうえ、事実関係を認めず、再発防止策も示していない。こうしたことなどを踏まえ、日本政府は韓国軍を観艦式に参加させるのは適切ではないと判断した。 観艦式には、米英などの各国軍のほか、中国軍も参加する。海自は今年4月、中国で行われた国際観艦式に護衛艦を派遣しており、今回、中国が参加することで、相互訪問が実現する。 2018年10月に韓国で行われた国際観艦式では、海自の護衛艦が参加を予定したが、韓国側が自衛艦旗(旭日旗)の掲揚を事実上認めない姿勢を示したため、日本側は参加をとりやめた。