5月18日、FacebookがIPOを実施する。これによりすでに株式を保有している人たちは大きな利益を手にするが、全株式の4%を所有するというFacebook共同創設者Eduardo Saverin氏が、IPO前に米国籍を放棄した(CNETの記事)。 氏はすでに米国籍を放棄し、シンガポールに居住している。米国ではキャピタルゲインに対する課税があり、今回のFacebookのIPOについては日本円にして50億円以上もの課税が適用されるはずだった。しかしシンガポールではこの課税がないという。 いっぽう、これに対し米国の上院議員らが課税回避のための米国籍放棄を防ぐ計画を明らかにしたそうだ。また、このような行為をおこなった個人の米国への入国を拒否する法律も検討するという。