「こうでしたね」「ありがとうございます。ありがとうございます!」天使家のメイド・森さんがしてくれる名物「メイドスピン」。キョロが視聴者の気持ちを代弁するように感謝を伝えた瞬間、間髪いれず女性陣から蹴りが入るまでの様式美。お馴染みとなった『GJ部』の「メイドが回る日常」だ。日常的にメイドが回るアニメ、なんと素晴らしい。これだけでも、(メイド的な)名作の認印を押してしまいそうな衝動に駆られる。みんな大好き森さん。ところで、古今東西「メイドもの」は数え切れないほど生み出されている。有名な『アルプスの少女ハイジ』や『小公女セーラ』ら世界名作劇場にたびたび登場するちょっといじわるな使用人もメイド。この観点からみれば、名作劇場はさまざまな仕事に従事するメイドの宝庫。そんなものを幼少の頃から観続けていれば、深層心理に刷り込みのひとつやふたつあってもおかしくないはずで、意識はしていなかったけれど、「メイド