動画がSNSで拡散され、一夜にしてセレブになった“地下鉄のホームレス・シンガー”、エミリー・ザモルカさんが、10月5日、ステージ・デビューした。 米ロサンゼルス郊外サンペドロにオープンしたリトル・イタリーで行われたフェスティバルで、プッチーニの「アリア」を披露したのだ。地下鉄の駅のホームに響き渡っていた麗しいソプラノが、観衆を魅了した。 9月終わり、ロサンゼルスの地下鉄のホームで歌を披露していたホームレスのザモルカさんは、そのソプラノの美声が通りかかった警察官の心を打ち、歌う様子がLAPD(ロサンゼルス市警)のツイッターに投稿されて拡散、一夜にして時の人になった。 今、ザモルカさんは、たくさんの思いやりに包まれている。 リトル・イタリーのフェスティバルで歌う仕事を用意したのはロサンゼルスの市議会議員のジョー・バスカイーノ氏。同氏は、彼女にフェスティバル会場までの交通費や、泊まるホテルを用意