北九州市若松区沖から遺体で見つかった内閣府の男性職員(30)について、第7管区海上保安本部(同市)は3日、死因を「低体温症か水死と推定される」と発表した。韓国に渡った後の足取りは「現地の関係機関からの回答待ち」としたが「今のところ事件性に関わる情報には接していない」と説明した。 7管は先月18日、同区の防波堤沖を漂流するゴムボートに人影を発見。ボートはその後転覆し、20日朝に防波堤下の海中で遺体を見つけた。22日に司法解剖し、死後1~2週間と確認。死亡につながるような外傷はなかったという。 7管によると、遺体発見時にはボートの米国製の電動船外機と韓国製バッテリーも回収。2月1日にボートも引き揚げ、米国製と確認した。職員が着ていた茶色のジャンパーの上に重ね着した黒色ジャンパーのポケットには計25万3200ウォン(約2万4千円)の紙幣、硬貨と、職員名義のクレジットカードが入ったポーチが入ってい