面接の日。同い年の店長が面接官だった。淡々としながらも厳しい質問を次々ぶつけられてしどろもどろになった。ハタチ前後ならともかくこの年齢になると採用側もバイト身分にそれなりのことを要求してくる。 結局「どういった人生のビジョンをお持ちなのか」「自己アピールが不十分」「話し方が明瞭でない」「何が強みが感じられない」「自信がないように見える」等などダメ出し食らいまくって面接終了。当然その場で不採用を言い渡される。 まあ、しかたない。今までぼんやりと自覚していたことを当然のように指摘されただけだ。口の中がカラカラになった。精神的にだいぶんプレッシャーを受けたんだろう。この先、自分が働けるような場所に出会えるのだろうか。