任天堂のファミコンやDS、ソニーのプレイステーションなど、世界のポップカルチャーに大きな影響を与えた数々のゲーム機。なぜ、日本からこうしたゲーム文化が誕生したのか?その秘密に迫る。 ゲームソフトと日本文化の不思議な関係 『パックマン』 (バンダイナムコ:旧ナムコ、1980年) 迷路の中のモンスターをかわしながら、迷路内に配置された240個のドット(餌)を食べつくすアーケードゲーム。 なぜ日本生まれのゲームが全世界の人々を熱中させることができたのか。 それを読み解く鍵は、日本文化にある。俳句や日本庭園など、限られた情報量で豊かなイメージを喚起する文化があったからこそ、日本はゲーム大国になることができた。 例えば浮世絵は、大量生産の安価な木版画ゆえにシンプルでかつ大胆な構図や色遣いが可能となり、その豊かな表現力は印象派画家をはじめ世界の人々を驚愕させた。それは、ファミコンの3和音しかない音源で
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