――その検証作業などのハードルは、どのように設定するのですか。 鵜之澤氏:任天堂さんと一緒に『見る力を実践で鍛える DS眼力トレーニング』の開発をやらせてもらった結果、コンセプトの設定をはじめ、開発の練りこみなどの点で、いくつかの検証ポイントがわかりました。 それらの各ポイントでは、任天堂さんから「このままでは10万本いかないですよ」「30万本売りたいんだったら、もっと考えなくちゃ」など、かなり手厳しく、ストレートに言われましたね。でも確かにロジカルでしたよ。 ゲームのヒットって、時代に合ったいい企画があって、ラッキーだけでいってしまうものは確かにある。これはゲームの世界だけではなくて、映画や本、音楽の世界でもあること。だから、「出してみなけりゃわかんない」っていう見方もあるし、「ヒットにマニュアルなんかない。ひと握りの天才が生み出す」という意見も出てくる。 でも、最近の任天堂さんが出して
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