今回ご紹介するのは、アニメージュ2002年8月号に掲載された、 富野と新海誠氏の対談記事。 実はこの記事、元はヤフーブックスの特集ページにも掲載されていたもの。 「ほしのこえ」を製作したあとに新海氏が、キンゲ製作中の富野のもとを訪れている。 記事中には実際に富野の前でCG作業を再現する新海氏と、 それをみつめる富野の写真も掲載されている。 デジタルとアナログの温度差 異色対談 富野由悠季×新海誠 日本にアニメーションが誕生して約85年。その間、アニメーションの制作現場は、大きな技術革新といえばFAXとコピーのみという、いわば職人的な聖域を維持してきた。だが近年、デジタルというかつてない技術革新の波が急速に押し寄せてきている。そんな変革の時代に、デジタルの特性を武器にたった一人でひとつの作品を生み出した新海誠と、アニメーション制作現場の最前線で40年近く闘い続けてきた富野由悠季監督の対談