目の奥にある網膜に直接映像を照射するスマートグラス「網膜走査型レーザアイウェア」が登場し、注目を集めている。同技術を開発したのは、富士通研究所でレーザー技術の基礎研究や開発を長く続けてきた菅原充代表取締役社長が立ち上げたベンチャー企業のQDレーザだ。 菅原氏は、1984年に富士通研究所に入社してから、半導体、レーザー開発を中心に行い、富士通研究所ナノテクノロジー研究センターセンター長代理を務めた人物。大企業の一研究者である菅原氏がどうして、ベンチャー企業の設立に至ったのか、アイウェアの開発につながる経緯とともにご本人から伺った。現在進行形で進むオープンイノベーションの見本とも言える同社の取り組みをぜひ知ってほしい。 視力がなくても見えるレーザーアイウェア 網膜に直接映像を投射する驚きのアイウェアとして「網膜走査型レーザアイウェア」が世間に登場したのは、2013年のMWC(Mobile Wo
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